保育士ママが語る保育園見学②
↑この記事の続きです。
いよいよ保活本格スタートですね。
保育士の目線から見た保育園見学のポイントを語っていきます。
今回はいざ見学!見学時のチェックポイントについて。
3.保育園見学のチェックポイント
保育園見学のチェックポイントをヒト・モノ・コトに分けて書いていきます。
※あくまで個人的見解ですのであしからず。
①ヒト(保育士の様子)
☑︎園長の人柄はどうか。(働く親に協力する姿勢があるか。子どもへの態度はどうか。見学者への対応はどうか)
☑︎保育士の様子(保育士の目が死んでいないか。ビクビクしている保育士はいないか。自然な笑顔で子どもと接しているか。子どもへの言葉かけが好印象かどうか)
☑︎保育士の年齢層と正社員の割合(何人体制で保育しているか。パートだらけでは、ないか。特定の年代の先生ばかりではないか)
保育の質を決めるのは結局ヒトです。見学の際は保育士の様子をよく見ておきましょう。細かいことはいいので、全体的な雰囲気と保育士の顔つきはチェック。また、笑顔であいさつしてくれるかどうかも確認ポイント。無言でこちらを一瞥するだけの保育士が多い場合は要注意。「この園はやめとけ」という保育士からの無言のメッセージです。(繰り返しますがこれは個人の意見です)
そして、保育士の人数や正社員とパートの割合も重要チェックポイント。パートが悪いわけではありませんが、正社員が少なくパートが多いとどうしても正社員の負担が大きくなり保育にも影響があります。また、子どもが「毎日会えて安心できる先生」になるのも正社員の先生が多いので、パート保育士だらけの保育園はイマイチです。
また、特定の年代の保育士ばかりの場合(若い先生ばかり、または高齢の先生ばかり)は人間関係や雇用条件に問題がある場合が多く、保育士が定着しない傾向にあります。
保育士というのは比較的若い人が多い職業ですが、できるだけバランスよくいろんな年代の保育士がいる園が理想です。
②モノ(園舎や設備)
☑︎園全体が整理整頓されているか。
☑︎安全に水遊びする場所はあるか。
☑︎安全管理ができているか。
☑︎設備の新しさや充実度はどうか。
園舎が古くても、きれいに整理されていて清潔感があるならOKです。逆に新しい園でも園内がごちゃごちゃしていて埃っぽい場合はイマイチ。ごちゃついた園では園児も保育士も集中できませんし、誤飲誤食の危険も高まります。
また、保育園では夏はほとんど毎日水遊びをします。園内にプールがある大型園ならそのプールが深すぎないか、組み立て式プールを使って駐車場の一角で水遊びをする園なら、その際の安全管理(柵を立てたり目隠しのシェードを張るなど)がキチンとされるのかを確認。
そして安全管理ができているかをチェックします。食事用の机や椅子を重ねて収納しているなら、倒れてこないように対策がされているか。園の出入口の施錠はしっかりされているか。地震のときに落ちてくるような収納をしていないかなど。
最後に遊具や遊戯室の設備が充実しているかをチェック。(しかし0歳児を預ける場合は設備の充実よりも安全性のほうを優先)
③コト(保育の内容や親の関わり)
☑︎保育の内容に工夫があるか。
☑︎親の出番がある行事が多すぎないか。
☑︎父母の会などの活動が盛んすぎないか。
☑︎用意するグッズやオムツの処理など。
☑︎アレルギーや子の特性に配慮してもらえるかどうか
0歳を預けるなら、保育の内容は正直なんでもいいです。ゆったり安全に遊べるのが第一。それ以上の年齢なら、英語遊びやリトミックなどの活動があるのかどうかチェック。英語に触れさせたい!などの希望があれば要確認ですね。
また、働くために保育園に預けるのに親の出番が多すぎて仕事に支障をきたすケースもあると聞きます。親の出番が多い園に入ってしまうと大変なのでこちらも確認。
さらにオムツは持ち帰りかどうか、用意する制服や帽子のことについて確認しておきます。
また、アレルギーがある場合は対応してもらえるかどうかは要確認。発達に特性がある子どもの場合は補助の保育士がつくかどうかなども聞いておくと良いかと思います。
④親のカン
そして最後はカンです。直観。
「あ、この園はよさそう」
「この園はちょっとイヤな感じ」
こう思ったらそのカンを信じてください。いくら綺麗で活動が充実していて家から近くても、「イヤな感じ」がしたら辞めましょう。反対に「よさそうな感じ」がしたら信じましょう。
このカンはかなり当たります。見学したら、園の印象をメモしておくと最後に順位付けするときに役に立ちます。
_______________________________________
保育園選びは本当に難しい。私はいわゆる激戦区に住んでいて「保育園を選ぶどころか、どこかに入れただけで御の字」状態です。
それでもやっぱり、見学はしたほうがいい。見学していくなかで「あ、この園は絶対ナシ!!!」という園が必ずあると思います。そういう園に子どもを入れたくないので、「選ぶ」という姿勢を大切にしています。
いくつも見学するのは大変ですが、みなさんもいい保育園とご縁がありますように。
そしてウチの娘も、保育園決まりますように……
【2019.7月 追記】
2月に通知が来て、第4希望の小規模認可に受かりました!
3歳3月卒園で再保活ですが、アットホームな園で娘をしっかり見てくれるので安心して通わせられます。